WDAI-FOCUS 成功に導くポイント(ペリオとインプラント周囲炎)

2019.6.1. WDAI Academy news (ニュースレター)Vol.4 掲載 FOCUS: 成功に導くポイント (ペリオとインプラント周囲炎) 山口絵美先生 東京国際クリニック/歯科


インプラント治療が日常的になって久しい今日、その生存率は95%前後とも言われるようになった。また、オッセオインテグレイテッドインプラントの登場から50年が経ち、その生存率とは裏腹にインプラント周囲疾患の問題も惹起されるようになった。ところが、近年そのエビデンスは蓄積されてきてはいるものの、インプラント周囲疾患にはまだ不明な点も多く、いまだエビデンスが確立されているとは言えないのが現状である。

歯を喪失する原因の多くは、プラーク由来の疾患(齲蝕、歯周病)である.インプラント周囲疾患も同じプラークに起因する疾患であることから、インプラント周囲疾患を予防するには、患者の口腔環境に対するモチベーションの向上が不可欠である。歯を喪失した患者の心理的負担や、治療にかかる身体的、経済的、時間的負担は大きい。インプラント治療を決断する時こそ、患者の行動変容のチャンスである。

インプラント周囲疾患のリスクファクターには、歯周病の既往をはじめ、喫煙、管理されてない糖尿病、口腔衛生、局所因子(粘膜下の残存したセメント、表面性状)などが考えられてきたが、特に口腔衛生の不良と歯周病はインプラント周囲病変のリスクファクターの大きな注意事項として挙げたい。

そこで今回の第7回WDAI定例会では、ただインプラントを入れれば良いのではなく、長期的に機能させることを目標とし、その為に必要となる知識を持つスペシャリストの方々にご教授していただきたくこの題名とさせていただき、歯周病のスペシャリストの岡本浩先生を特別講演として迎え「歯周治療に学ぶインプラント治療の良好な予後」を題材としてご講演していただくこことなっております。さらに、教育講演ではWDAI副会長の渥美美穂子先生に「スタートアップ!デジタルデンティストリー」を題材にご講演していただきます。会員発表では5名の歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士より、日頃の臨床、研究を元に、それぞれのテーマで発表いただきます。

質の高い医療の提供は、長年の臨床と研究による科学的エビデンスに基づいて実行されるものと思います。医療技術の進歩に立ち遅れないよう、我々も日々の研鑽を積むことが大切です。それに加えて、患者様の治療へのモチベーションを高めていくことも我々の責務かと思います。それらを再確認していただくための機会として、「成功に導くポイント」が皆様の日々の臨床にお役立ていただければ幸いです。

WDAIの理念である「集い、学び、女性臨床家たちをつなぐ」を実践すべく、第7回WDAI定例会が実りある会となりますよう微力ながら尽力してまいります。ご参加の皆様のご理解とご協力をいただけますようお願い申し上げます。

第7回WDAI定例会 実行委員長

山口 絵美(WDAI理事、東京国際クリニック・歯科)

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